日頃、リクガメを観察していて感じたことを綴っていきます。
こういった気づきから、飼育方法が確立していけばいいなぁ、と思います。
リクガメは、夜、睡眠をとる時は、首や手足を甲羅の中にある程度引っ込
めて眠っている。
しかし、バスキング(ひなたぼっこ)をして、太陽光線を浴びている時は、
デレ〜っと首、手足を伸ばしているのがかわいい。
<ロシアリクガメ(Testudo Horsfieldii)>
- 土に潜るのが大好きな彼らは、身体がすべて隠れてしまわない赤玉土部分に潜るだけでは物足りないらしく、新聞紙もぐちゃぐち
ゃにしながら潜っています。特に気温が下がってくるとガンガン潜ります。したがって、綺麗に新聞紙と赤玉土を敷いたケージ内
は、数日もすれば、新聞紙も破れみすぼらしい状態になります。リクガメたちもどこにいるかわからないような状態です。でも、
身体を完全に隠せるこの状態が快適なようです。だからと言って人を怖がるでもなく、お腹がすくと、どこからともなく出てきて餌を食べています。
- 涼しい季節や夏の午前中、リクガメたちは、日光の当たるケージの前面のところで手足を伸ばして、でれ〜んとバスキング(日光浴)しています。
- 書籍やHPで、ロシアリクガメはケージを登って脱走するのが得意だ、ということですが、本当です。わが家のロシアリクガメの
ケージは木製の自作ケージなのですが、前面が金網になっています。それに上手に爪をひっかけて登っていくので、うかつにケー
ジの蓋を開けておくことができません。
- 夜の気温が15度とある程度低い季節(九州では10月頃)、日中に太陽がさして、ケージ内の温度が上がると、ロシアリクガメ
たちは気持ちいいらしく。そんな日は、ひなたぼっこ(バスキング)の場所でたくさん排泄しています(糞がたくさん転がっている)。
- 野草では、タンポポ、野菜では、ミニトマト、ニンジンが大好き。
- 気温が低い日、小さいほうが元気に動き回っている。
- 冬眠させると、温度が上がると床材から出てきて、温度が下がると床材に潜るを繰り返す。
- 最近(2001年3-4月現在)、成長著しいロシアリクガメのRoo(ルー)。体重もどんどん増えている感じ。
<ギリシャリクガメ(Testudo Graeca)>
- 明らかにパネルヒーターは好きではない。
- ロシアリクガメと比較すると、少しでも多くの光が必要なのだろう。ギリシャリクガメは曇った日でも、太陽光のあたるところへ行きじーっとしている。
- 野草では、オオバコ、野菜では、チンゲン菜が大好き。
- 起きていると、「出してくれぇ〜。」とケージのガラス面に突進してゴツゴツやっている。
- 2000.12.18 AM6:30 ほとんど真っ暗に感じる明け方にギリシャリクガメ
が入っているケージに近づいたら、リクガメがすごい勢いでこちらに寄っ
て来た。人間が「ほとんど真っ暗」と感じる闇の中で、リクガメはしっか
りと景色が見えているのだろうか?。新鮮な餌には見向きもせず、外に出
たい、出たい、とゴツゴツケージにぶつかっていた。
- 冬は日照時間が短いからか、行動時間が短く、寝ている時間が長い。ギリシャリクガメは、3日間寝続けることもある。
- グラエカ種:20度でガンガン動き回って、餌をたくさん食べる。イベラ種:25度あってもバスキングしている。
- 2001年冬:保温越冬チームのギリシャリクガメ(イベラ雌)は、保温しているにもかかわらず(最高35℃/最低17℃くらい)、
餌もあまり食べず寝てばかり。ちなみに、これは春〜秋は食べまくる個体。やはり冬眠したいのだろう。昨年は体調を崩したので、
今年冬眠させなかったが、健康に飼育できれば来年は間違いなく冬眠チームに昇格。
<マルギナータリクガメ(Testudo Marginata)>
- 野草のノゲシを食べると、いつもはピンク色の下が茶色になる。
でも、1,2日すればまたピンク色に戻る。
<地中海リクガメ全般>
- 大きな個体(例えば、15cm以上)を複数、同じケージで飼育していると、
尿で床材がすぐ痛む(特に乾ききれず湿度が上がりすぎ、異臭がする)ので、やは
り屋外飼育や冬眠がいろんな意味でいいなぁ、と思う。
- リクガメは、自分が快適になるように自ら床材に潜って調整をしているようです。
また、寝る時も床材に潜ります。自然下でもこのように土や枯れ葉などの下に潜って
寝ているのでしょう。ということで、床材は入れてあげたいものですね。
<ついに出た!線虫!!>
ついに出ました!。鼻水治療中のギリシャリクガメ・イベラ種の糞にいた線虫です。
伸ばすと、なんと5センチくらいありました。(2001.06.22)
<よいことだけど>
私が飼育している、もしくは、知人が飼育しているアフガンヨツビリクガメって、
人工配合飼料をあまり食べません。
みなさんのところでは、どうですか?。(2004.01.12)
Copylight(c) 2000-2007 Outdoor Life Style Directions ,Fukuoka ,Japan.
All rights reserved.