Tortoise Garden

野草採集をすると、リクガメだけでなく、人間も健康になるんです。

「野草散歩に出かけよう」

   

リクガメ飼育を始めたら、同時にぜひ始めて欲しいことがあります。それは餌 
となる野草(決して、雑草ではありません)を見つけに散歩にでかけて欲しい 
な、ということです。これはリクガメに野草という最適な餌を与え、健康にす 
ることができるという最高のメリットに加えて、飼い主自身にもメリットがあ 
るからです。そのメリットとは、お金がかからないという意味で財布に優しい 
ということもあげられますが、私が最も価値がある、と思っているメリットは 
、野草を探すことによって季節感をより強く感じられるようになり、季節を楽 
しめるようになり飼い主自身が精神的にリフレッシュし、ヘルシーになれると 
いうことなのです。 
季節感が感じられる、というのは例えば、どの野草が、いつ頃生え始め、いつ 
頃花を咲かせ、いつ頃見かけなくなってしまうか?というのを観察して感じる 
ことです。この“いつ頃”という時期は、野草の種類によって異なるので、年 
間を通して様々なことを感じることができると思います。その野草の状態に合 
わるように、飼育しているリクガメの行動と結びつけて考えることもできます 
。例えば、ギリシャリクガメなどの地中海リクガメが冬眠明け後活動が活発化 
する頃にタンポポの花が咲き始めるというように、野草が季節感センサーとな 
り、本来の自然界の連鎖が垣間見れます。また、野草の種類によって生えてい 
る場所や地面の様子が違うことも自然と気がつくようになることでしょう。そ 
うすれば、どんな場所に行っても次々に見つけられるようになるかもしれませ 
ん。学術的に植物を通して環境を図ることを植物指標と言いますが、その領域 
を少しかじっていることにもなりますね。 
リクガメを飼育するまでは、こんなこと、考えたこともなかった方々がほとん 
どではないでしょうか?。そういう意味で野草散歩はリクガメのためだけでは 
なく、環境を感じるセンスを知らず知らずのうちに身につける飼い主のための 
リラクゼーションでもあるのです。このリラックス感というか、ゆったりとし 
た中にも敏感に自然環境を感じ取るリラックス感をぜひ味わって欲しいもので 
す。スローライフの入門編という感じでしょうか。最初は、タンポポ、クロー 
バー(赤と白があります)、ノゲシ、オオバコ、カラスノエンドウあたりの公 
園などで一般的に見られ、わかりやすいものを見つけてみてください。 
野草散歩をするエリア内にクローバーやオオバコ、タンポポなどが生えている 
公園があるのならば、(農薬散布が行われていないことを確認して)、リクガ 
メを散歩に連れて行くのもオススメです。バスケットのような型崩れしない手 
さげ形のバッグの底に使わなくなったタオルなどを敷き。そこにリクガメを入 
れて、晴れた日にいざ公園へ。公園についたら、野草が生えているエリアを自 
由に行動させましょう(目を離すと見つからなくなるので、ちゃんと観察して 
いてください)。リクガメは思い思いに歩き回ったり、野草をついばんだり、 
日光浴したり、木陰で休んだりします。これはリクガメの日頃の運動不足&ス 
トレス解消になるばかりでなく、自由で広い空間を行動するリクガメを観察し 
ている飼い主のリラクゼーションにもなります。リクガメのそんな行動を観察 
することはなによりの癒しであることは、飼い主さんが最も理解されているこ 
とだと思います。 
   


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